
横浜港及び周辺海域については一般商船等が非常に多く通航する海域であり、海洋レジャーの活動海域としては決して良い環境にあるとはいえないことから、皆様からの相談も多いとは言えませんが、MM21の臨港パーク前面海域では毎年5月のGWと7〜8月に「横浜港ボート天国」が開催されており、同会場に臨時の行事相談窓口を開設して皆様から広く相談を受けられるよう努力しています。
一方、湘南地区については海洋レジャーのメッカでもあり、鎌倉から湯河原までの全域でプレジャーボート、遊漁船等の活動が盛んで、砂浜海岸ではサーフィンやボディーボードが、岩礁地帯ではダイビングが、江ノ島から鎌倉にかけてはディンギーヨットやウインドサーフィンが周年行われています。
また、主に平塚、江ノ島、鎌倉では水上バイクが盛んですが、最近ではシーカヤックやパラグライダー(大きな扇風機を背負って、パラシュートで空を飛ぶものです。)といった従来見られなかった新種の海洋レジャーも見られるようになってきています。
横浜海上保安部では、このように海洋レジャーを楽しまれる皆様が集まる場所を担当し、ていることから、海難防止講習会の開催依頼はもとより、海洋レジャーに伴うトラブルに関する相談、○○の海洋レジャーは何処へ行けばトラブルなく安全にできるのかといったような問い合わせから、プレジャーボートの航海計画の作成方法、海図の入手方法、更には今日の天気は?といったご質問まで多種多様の相談が、海洋レジャー行事相談室に持ち込まれるようになってきています。
そして、これに比例して海洋レジャー絡みのトラブル・苦情も多くなってきているような気がします。
海は広いわけですが、一般市民の皆様が気楽に海洋レジャーを楽しむことのできる海域は限られており、この狭い海域で多くの人達が色々な海洋レジャーを行い余暇を過ごされているわけです。
「海は皆のもの」ではなく「海は誰のものでもない」、だからこそ人間もその他の生き物も共存共栄、互いのことを考えて利用しな

ボート天国
前ページ 目次へ 次ページ
|

|